· 

認知症に備える

 

8月5日

 

 

 

こんにちは。

 

スタッフの河合です。

 

 

本日、今年2番目の暑さ39.5℃を記録しました!

 

 

暑い中、4組8名のお客様をお迎えしました。

 

 

 

今日は、記念すべき第100回全国高校野球大会の開会式。

 

 

元高校体育教師の市民ボランティアスタッフから

 

「高校野球は見れないの?みんなで、松井秀喜の始球式を見ましょうよ。」

 

と提案が…

 

暑くて外にも出かけられないし、今日は野球観戦をしよう!

ということに。

 

早速、来店されたスポーツウーマンさんは、

 

「何?何?高校野球。見たーい。」

 

TVの前へ。

 

 

 

私は、スポーツウーマンさんのご主人とおしゃべり。

 

 

ご夫婦でテニスが趣味で現在も週に2回は楽しんでおられる。

 

 

若いころから共通の趣味なのだと思っていたら、ご主人は定年前のセミナーで老後は夫婦で楽しめる趣味を持った方が良いと教えられて、テニスを始められたそう。

 

 

奥さんはテニスを若いころからされていて、

「僕のコーチは、嫁さんですわ。」と。

 

 

------------------------------------------

 

(ご主人のお話)

 

定年退職してから、何かを始めるのでは遅すぎる。退職する前に始めないと。

 

夫婦で共通の趣味を持つことで、会社以外で夫婦の友人がたくさんできた。

 

今では、家族ぐるみで、ゴルフ旅行、スキー旅行、テニスと楽しんでいる。

 

嫁さんのことも仲間に話してあって、みんな協力してくれるからありがたい。

 

--------------------------------------------

 

 

ご主人のお話を聞いて、私は、夫婦でプールに通っていたが、奥さんが認知症をもち、更衣室で着替えがちゃんとできなくなったからプールに行けなくなったという話を思い出しました。

 

 

仲間がいるって心強いことだ。

 

 

 

定年退職に備える。

 

 

老後に備える。

 

 

認知症に備える。

 

 

「備える」ことは大切だ、と教えていただきました。

 

 

 

お昼前には、最年少スタッフのゆきちゃんが来店。

 

 

人見知り期間中で男性を見ては大泣き。

 

 

おっちゃんを見て泣き、泣きながらまたおっちゃんををチラ見して、さらに大泣き。

 

 

泣かれるおっちゃんもかわいそうだけど、全力で泣いちゃってるゆきちゃんもかわいそう。

 

 

誰が悪いわけでもない。仕方がないですね…

 

 

 

お昼寝後は、ご機嫌さんで各テーブルに近況報告をしてくれました。

 

ゆきちゃん、お疲れさま♪夜は、ゆっくり眠れますように…

 

 

 

 

午後からは、料理研究家(自称)のご主人と認知症をもつ奥様がご来店。

 

 

今日もお料理の話になり、

 

 

「オレの作ったご飯はおいしくないと思うわ…。でも、健康を考えて薄味にして、栄養を考えて、いろいろな食材を入れてます。」

 

 

それを聞いた奥様が、笑顔で、

 

 

「いつもありがとうございます。」と。

 

 

二人だけで会話していると感謝の言葉はなかなか聞けない、とご主人がうれしそう。

 

 

認知症の人と家族だけでは、会話は弾みにくいものです。

 

 

カフェで皆でワイワイお話しすると会話もポンポンと弾みます。

 

 

 

料理研究家のご主人の相談は、

 

「味に深みがないんや…、コクがないっていうんやな…。どうしたらおいしくできるんやろうなあ。」

 

 

 

 

「お昆布とか、かつおとかで出汁とったら、深くなるんちゃいます~?」としか答えられない河合でした…